戸部和久
歌舞伎脚本家。昭和59年東京生まれ。父は歌舞伎脚本、演出家の戸部銀作。平成19年松竹に入社。
主に新作歌舞伎の脚本を手掛け、ラスベガスのホテルベラージオの噴水に特設舞台を組んで上演した『鯉つかみ』を皮切りに、歌舞伎座で毎年八月に上演され夏芝居の風物詩となった『東海道中膝栗毛』。歌舞伎とフィギアスケート「氷艶 『破沙羅』」。スタジオジブリの名作を全巻通して歌舞伎化した新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』。小劇場の聖地、下北沢本多劇場での新作歌舞伎「赤胴鈴之助」など、数多くの話題作を手掛ける。近年では京都の花街舞踊先斗町「鴨川をどり」や、OSK「春のおどり」など歌舞伎以外でも活躍の場を広げている。 また、コロナ禍に在っては史上初のオンライン歌舞伎『図夢歌舞伎』を企画し脚本も担当、Amazonプライムで配信するなど、常に伝統を革新する仕掛けを行っている。
誰かを、何かを演じて見せる芸能とは、神を人間に宿らせる神事に端を発している。祭りで飲み歌い、祝い舞う、あがめ鎮める祀りもある。古来芸能と食は切り離せぬ物であり、祭りとは神とつながり神を持成す物でもある。 お茶事も又、人を持成し。人と人をつなげてゆく。芸能と食を繋ぎお茶事での玉響が、日本文化の真価を見つめなおす機会に成ると信じ、メンバーの皆様と新たな価値を仕掛けていきたい。
関連ページ
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